Windows 10での古いWSLの設定方法

はじめに_

以下は、Windows 10 バージョン 2004 以前 (ビルド 19041 以前)でのWSLの設定方法です。

注意点_

Windows 10の特定バージョン以上でなければWindows Subsystem for Linux 2 (WSL2) を構築することができません。まずは、お使いのWindows 10環境のバージョンを確認してください。本ページはバージョン20H2上でのインストールを記載しています。

また、2019年8月現在(バージョン1903)においてはWSL上にインストールされるLinuxがCドライブにインストールされるため、最低限ハードディスクの空き容量が数GB必要となります。なお、最低限のインストールの後に他のドライブに移動させることは可能です。

Windows Subsystem for Linux 1 (WSL1)のインストールは以下をみてください。

参考_

Windowsのバージョンおよびビルドの確認方法_

Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイドよりWSL2の必要条件は以下のとおり。

  • x64 システムの場合:バージョン 1903 以降、ビルド 18362 以上。
  • ARM64 システムの場合:バージョン 2004 以降、ビルド 19041 以上。

以上より、WSL2はWindows 10 バージョン 1903 以降、ビルド 18362 以上でないと動かないとのことなので、まず、バージョンを確認する。

コマンドプロンプト上で「ver」コマンドを実行する。私の環境では以下のようになった。

C:\Users\gotoh>ver
Microsoft Windows [Version 10.0.19042.906]

ビルドが19042 > 18362なのでOK。バージョンを確認したい場合はコマンドプロンプト上で「winver」を実行し確認できる。

C:\Users\gotoh>winver

実行すると以下のようなウィンドウが開く。

私の環境ではバージョンは20H2であった。

WSLの有効化(必須作業)_

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