卒業論文執筆のための準備体操

はじめに_

本ページの想定読者は埼玉大学工学部情報システム工学科/情報工学科、および、大学院理工学研究科博士前期課程情報システム工学コースの学生である。

ここでは卒業論文、修士論文を執筆する第一歩として、テンプレートファイルを用いて、表紙と参考文献の作成を行う。

作業の流れ_

  1. 学科のLaTeXテンプレートファイルの入手
  2. 表紙の作成
  3. 参考文献リストの作成

学科のLaTeXテンプレートファイルの入手_

学科のWebページにあるものをカスタマイズしたものがあるのでそれを使うこと。

Gitを使う場合。なお、以下のFAMILYNAMEは自分の姓の英語表記、BYYは「B+卒業年度の西暦下二桁」に置き換えること。たとえば、後藤が2016年度に卒業する場合には、「Goto_B16」とする。

% git clone https://github.com/yuichigoto/tex-template-ics.git
% cp -r tex-template-ics/Jpn/BMthesis FAMILYNAME_BYY
% cd FAMILYNAME_BYY
% cp sample.utf8.tex FAMILYNAME_BYY.tex

zipファイルでダウンロードした場合。

% unzip tex-template-ics-master.zip
% cp -r tex-template-ics-master/Jpn/BMthesis FAMILYNAME_BYY
% cd FAMILYNAME_BYY
% cp sample.utf8.tex FAMILYNAME_BYY.tex

PDFを作成してみること。なお、\refコマンドを有効にするため2回コンパイルしている。

% platex FAMILYNAME_BYY.tex
% platex FAMILYNAME_BYY.tex
% dvipdfmx FAMILYNAME_BYY
% ls

(PDF閲覧ソフトウェアがevinceの場合)
% evince FAMILYNAME_BYY.pdf &

表紙の作成_

表紙を今年度版に作り変える。

  • 論文番号(学科のWebサイトの学生向けページに説明がある。以下、参照)
  • タイトル
  • 所属(適切な所属をコメントインする)
  • 氏名
  • 学籍番号
  • 提出日(提出日の年に注意!)
  • 指導教員名(職位については学科Webサイトで確認すること。後藤の場合は「准教授」)
  • 研究室名(後藤研究室の場合は研究室名を「先端情報システム工学研究室」とすること)

論文番号については学科内限定ページに作り方の記載がある。当該ページより転載。

論文番号
    卒業論文:ICS-xxB-yzz 
    修士論文:ICS-xxM-yzz 
論文ファイル名
    卒業論文:20xxByzz.pdf 
    修士論文:20xxMyzz.pdf 

    以上で使用される xx, yzz は、以下のように生成する.
        xx: 提出年の下2桁(2021年2月提出の場合"21").
        yzz:学籍番号から生成.
            学部学生は,1yTI0zz(2010年入学者以降).
            修士学生は,1yMM3zz(2010年入学者以降). 
    (例)
    18TI034→ ICS-21B-834 (2021B834.pdf)
    19MM334→ ICS-21M-934 (2021M934.pdf)

所属については4年生(学部生)か博士前期課程学生かで所属は異なる。また、組織変更の関係で入学年度によっても所属が異なるので注意すること。

  • 2017年度以前入学の4年生 → 「工学部 情報システム工学科」
  • 2018年度以後入学の4年生 → 「工学部 情報工学科」
  • 2021年度以前入学の博士前期課程 → 「大学院理工学研究科 数理電子情報系専攻 情報システム工学コース」
  • 2022年度以後入学の博士前期課程 → 「大学院理工学研究科 数理電子情報専攻 情報工学プログラム」

一度、PDFを作成し表紙を確認すること。

参考文献リストの作成_

参考文献リストを作ります。今現在、参考文献に使うとわかっている文献をすべて参考文献リストに列挙する。何度も参考文献リストを作り直さなくても良いように丁寧につくること。

参考文献の書式は以下のページに従うこと。

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