rbenvを用いたRuby実行環境の構築 on Ubuntu 16.04

事前にインストールが必要なソフトウェア_

  • Git (git-core)
  • お好きなエディタ(vim、emacsなど)

Ruby 2.3.1に必要

% sudo aptitude install libssl-dev libreadline-dev zlib1g-dev

rbenvのインストール_

ターミナルで以下のコマンドを実行する。

% cd
% git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git .rbenv
% git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

シェルの設定ファイル(zshなら~/.zshrcなど)を編集し、~/.rbenv/binをサーチパスに入れる。zshを使っている場合は以下のとおり。

% cp -p ~/.zshrc ~/.zshrc.org
% vi ~/.zshrc

.zshrcに以下を付け加える

export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"

Rubyをインストールする。2016年11月2日現在、最新の安定版は2.3.1

% rbenv install -l (インストールできるRubyの実装の一覧表示)
% rbenv install 2.3.1 (Matz Rubyの 2.3.1をインストール)
% rbenv rehash
% rbenv global 2.3.1
% ruby -v
ruby 2.3.1p112 (2016-04-26 revision 54768) [x86_64-linux]

gemのバージョンアップ_

Rubyのライブラリー管理システムRubGemsもRubyのインストール時にインストールされる。これを最新バージョンにアップグレードする。

% gem update --system
% gem --version
2.6.8

gemでライブラリーをインストールした際にドキュメントを生成すると時間がかかる。そこで、ドキュメントを生成しない設定にする。

% cd
% vi .gemrc

.gemrcの中身を以下のようにする。

install: --no-document
update: --no-document

rbenvのアップグレード_

すでにrbenvをインストールしているときに、新しいRubyがリリースされたときは、rbenvをアップグレードしてから、新リリースを導入する。

% cd ~/.rbenv
% git pull
% cd plugins/ruby-build
% git pull

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