グラフ・図作成ツール(Ubuntu 24.04 on WSL2)
はじめに_
日本語レポート作成環境を構築するためにグラフ作成のためにR、画像編集・ビットマップ図作成のためにGimp、図の作成のためにInkscapeをインストールする。
前提_
- GUI環境が必要なのでUbuntu 24.04LTSの初期設定が終わっていること。
- GUIでの日本語入力のためにインプットメソッドの設定が必要なので GUIでの日本語入力環境の整備(Ubuntu 24.04)に記載されているFcitxのインストールが終わっていること。
R_
Install R on Ubuntu 18.04 Bionic Beaver Linuxを参考にインストールする。結構時間がかかるので注意。
インストールする。
% sudo apt install -y r-base r-base-core
起動してみる。
% R R version 4.3.3 (2024-02-29) -- "Angel Food Cake" Copyright (C) 2024 The R Foundation for Statistical Computing Platform: x86_64-pc-linux-gnu (64-bit) R は、自由なソフトウェアであり、「完全に無保証」です。 一定の条件に従えば、自由にこれを再配布することができます。 配布条件の詳細に関しては、'license()' あるいは 'licence()' と入力してください。 R は多くの貢献者による共同プロジェクトです。 詳しくは 'contributors()' と入力してください。 また、R や R のパッケージを出版物で引用する際の形式については 'citation()' と入力してください。 'demo()' と入力すればデモをみることができます。 'help()' とすればオンラインヘルプが出ます。 'help.start()' で HTML ブラウザによるヘルプがみられます。 'q()' と入力すれば R を終了します。 >
上のように表示されたならば起動成功。終了するときには「q()」と入力する。
RのパッケージリポジトリCRANにあるパッケージを使いたい場合は、そのRパッケージが以下のようにUbuntuパッケージとして存在するかどうか調べる。
% apt search r-cran パッケージ名
たとえば、gplotsパッケージを調べたい場合は以下のように調べる。
% apt search r-cran gplots
情報基礎の講義のためにグラフをSVG形式で出力できるようにしたいのでsvgliteライブラリをインストールする。まず、同ライブラリで必要となるパッケージをインストールする。
sudo apt install -y libfontconfig1-dev
svgliteライブラリをインストールする(結構時間がかかる)。
% sudo apt install -y r-cran-svglite
inkscapeのインストール(オプション)_
Windows側にもインストールできるのでUbuntu側にインストール必要性は薄い。
インストールする場合は以下のようにする。
% sudo apt install -y inkscape
起動は以下のように行う。
% inkscape &
gimpのインストール(オプション)_
Windows側にもインストールできるので、Ubuntu側にはインストールしなくても良い。
Ubuntu上へのインストール_
% sudo apt install -y gimp gtk2-engines-pixbuf language-pack-gnome-ja gimp-help-ja
起動は以下のように行う。
% gimp &
Windows 11上へのインストール(参考)_
GimpはWindowsにもインストールできる。
- GIMP公式にアクセスする。
- 「Download」をクリックする
- GIMPをダウンロードし、インストールする(2024年7月26日現在はバージョン2.10.32)
インストール方法がわからない場合はGoogleなどで検索してみる。