macOS上での作業補足

はじめに_

ターミナル上でLinuxコマンドを実行できるとする。

ホームディレクトリをFinderのサイドバーに表示する_

Mac OSではFinderでフォルダやファイルにアクセスすることが多いので、ターミナル上のホームディレクトリをFinderからアクセスできるように設定しておく。

Safariなどでダウンロードしたファイルをターミナル上で操作する際には、当該のファイルをホームディレクトリ下のディレクトリに移動させればよい。

作業ディレクトリの作成とファイル名の変更_

例年、ダウンロードしたレポートのひな形ファイルをそのまま提出する人がいる(昨年度は2名いた)。ダウンロードした段階で、提出用ファイルがわかるようにファイル名を変えること。

まず、作業ディレクトリを作成する。

% cd
% mkdir -p 2023-IP1-Report1

作業ディレクトリにダウンロードしたファイルを移動させる。その後、ファイル名を変更する。

% cd ~/2023-IP1-Report1
% cp -p 20231109_HW1.docx 20231109_HW1-【学籍番号】.docx (自分の学籍番号に置き換えること)
% cp -p report1.db report1-【学籍番号】.db (自分の学籍番号に置き換えること)

データベースの中身を確認する。.schemaコマンドでデータベースの各テーブルのスキーマを眺めてみる。

% sqlite3 report1-【学籍番号】.db
SQLite version 3.31.1 2020-01-27 19:55:54
Enter ".help" for usage hints.
sqlite> .schema
CREATE TABLE students (
 s_id char(10),
 s_name char(60) NOT NULL,
 d_id  int NOT NULL,
 e_year int NOT NULL,
 status DEFAULT '在籍',
 PRIMARY KEY (s_id),
 FOREIGN KEY (d_id) REFERENCES departments(d_id),
 CHECK (e_year > 1881)
 );
CREATE TABLE departments(
 d_id int,
 d_name char(30) NOT NULL,
 PRIMARY KEY (d_id)
 );
CREATE TABLE teachers(
 t_id int,
 t_name char(60) NOT NULL,
 d_id  int NOT NULL,
 position char(30),
 parttime_flg boolean DEFAULT 'f',
 PRIMARY KEY (t_id),
 FOREIGN KEY (d_id) REFERENCES departments(d_id)
 );
CREATE TABLE lectures(
 l_id int,
 l_name char(30) NOT NULL,
 period char(30) NOT NULL,
 l_year int NOT NULL,
 d_id  int NOT NULL,
 credit int NOT NULL,
 PRIMARY KEY (l_id),
 FOREIGN KEY (d_id) REFERENCES departments(d_id),
 CHECK (l_year >= 1881),
 CHECK (credit > 0)
 );
CREATE TABLE assignments(
 t_id int,
 l_id int,
 PRIMARY KEY (t_id, l_id),
 FOREIGN KEY (t_id) REFERENCES teachers(t_id),
 FOREIGN KEY (l_id) REFERENCES lectures(l_id)
 );
CREATE TABLE registrations(
 s_id char(10),
 l_id int,
 gp int,
 PRIMARY KEY (s_id, l_id),
 FOREIGN KEY (s_id) REFERENCES students(s_id),
 FOREIGN KEY (l_id) REFERENCES lectures(l_id),
 CHECK(gp >= 0 and gp <= 5)
 );

Zipファイルを作成する_

zipコマンドを用いてzipファイルを作成する。上述の指示に従い、作業ディレクトリを作成し、ファイル名を変更しているとする。

  1. ファイルがあるかどうかを確認する。
    % cd ~/2023-IP1-Report1
    
    % ls 20231109_HW1-【学籍番号】.docx
    20231109_HW1-【学籍番号】.docx
    
    % ls report1-【学籍番号】.db
    report1-【学籍番号】.db
    
  2. zipコマンドがあるかどうかを確認する。存在しなければインストールする。
    % which zip
    /usr/bin/zip  (注:このように表示されれば、zipコマンドが存在する)
    
    % brew install zip  (注:zipコマンドがなければこのコマンドでインストールする)
    
  3. ZIPファイルを作成する。
    % zip Report1.zip 20231109_HW1-【学籍番号】.docx report1-【学籍番号】.db
      adding: 20231109_HW1-【学籍番号】.docx (deflated 26%)
      adding: report1-【学籍番号】.db (deflated 33%)
    
    % unzip -l Report1.zip  (注:ZIPファイルの中身を確認する。lengthは人によって違うのでこの例のとおりでなくてもよい。ただし、lengthが0の場合はファイルが空ということなので、どこかで失敗している。)
    Archive:  Report1.zip
      Length      Date    Time    Name
    ---------  ---------- -----   ----
          141  11-05-2020 17:43   20231109_HW1-【学籍番号】.docx
           63  11-05-2020 17:43   report1-【学籍番号】.db
    ---------                     -------
          204                     2 files
    

注意:提出前にWordファイルの中身、および、データベースファイルの中身を確認すること。

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