WSL2を用いたUbuntu 24.04 LTS環境の構築(2025年度版)
はじめに_
本ページでは、Windows 11で標準に提供されている Windows Subsystem for Linux バージョン2 (WSL2)にUbuntu 24.04 LTSを用いてLinux環境を構築する手順を記載する。
Windows 10の最新バージョンでもWindows 11と同様の方法でインストールできる。
自分の使っているOSがWindows 11なのか10なのか調べる方法はMicrosoft: Windows デバイスに関する情報を見つけるの「どのWindowsのバージョンを使用できますか?」の項を参照のこと。
事前準備および注意点_
WSL2およびUbuntu 24.04 LTSをインストールにかかる時間はファイルをダウンロードする速度とインストール先のパソコンのスペック(主にCPUの性能とSSD/HDDの書き込みの速さ)によって変わるが、20分間~1時間ぐらいかかると考えておくこと。
注意点
- インストール中はインターネットに接続している必要がある。
- ダウンロード速度は少なくとも1Mbps以上は必要である。Googleで「スピードテスト」と検索するとダウンロード速度を調べることができる。1Mbps以下ならば、大学の無線LANを使った方が良い。
- 電源を確保し、インストール途中での電源OFFが発生しないようにすること。
事前準備
- Windows Updateを実行し、お使いのWindowsを最新の状態にすること。参考:Microsoft: Windows Updatesをインストールする
- Ubuntu用のログイン名とログインパスワードを準備する。
- ログイン名:半角英数字(スペースを入れてはいけない)。特にこだわりがなければ姓か名の英語表記を使う。
- ログインパスワード:任意の半角英数字+記号。頻繁に使うので忘れないものをつかうこと(生年月日などは避ける)。
Powershellの実行_
WSL2のインストールにPowershellというアプリケーションを管理者権限で使用する。使用方法がわからない場合は以下のページを参照のこと。
WSLのインストールとUbuntuのインストール_
日本語環境の整備_
- Ubuntu 24.04LTS on WSL2の初期設定(2025年度版)
- GUIでの日本語入力環境の整備(Ubuntu 24.04, 2025年度版)(2025年5月17日修正&追記)
- Emacs (Ubuntu 24.04 on WSL2、2025年度版)(2025年5月16日 19:00更新)