Let's Note CF-SX2CE2CUにWindows 10をインストール

はじめに_

大学生協で購入した Let's Note CF-SX2CE2CUにWindows 10をインストールしたときのメモ。なお、Let's Note CF-SX2はPanasonicのWebサイトでWindows 10サポート対象外とされている。このため、Windows 10のインストールはメーカー保証外となる。

まとめ_

  • 2015年8月21日にアップグレードし、8月22日現在不具合は以下の通り
    • Broadcom Bluetooth USB 3.0 のドライバが正しく動いていない。このため、Bluetooth対応マウスなどが利用できない → 解決
    • ホイールパットのデバイスが認識されていない → 解決
  • その他は特に問題ない

参考_

仕様_

  • OS: Windows 7 Professional 64bit (Windows 8ダウングレード)
  • CPU: Intel(R) Core(TM) i5-3380 2.90GHz
  • RAM: 16GB
  • HDD: 453GB(CとDドライブに分割)
  • チップセット: Intel(R) 7 Series/C216 Chipset Family
  • グラフィック: Intel(R) HD Graphics 4000 (オンボード)
  • LANカード: Intel(R) 8579LM Gigamit Network Connection(オンボード)
  • Wifi: Intel(R) Centrino(R) Advanced-N 6250 AGN (オンボード)
  • WiMAX: Intel(R) Centrino(R) WiMAX 6250 (オンボード)

上記情報の入手方法_

 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「パフォーマンスの情報とツール」→「パフォーマンスとシステムに関する詳細情報を表示および印刷します」

準備_

起動ディスクの作成_

Windows 7の起動ディスクとPanasonic提供のリカバリーディスクの二つがあるのでWindows 10にアップグレード失敗した用に両方とも作成する。

  • Windows 7の起動ディスク(作成に5分程度):「すべてのプログラム」→「メンテナンス」→「システム修復ディスクの作成」
  • リカバリーディスク(作成に2時間強):「すべてのプログラム」→「Panasonic」→「リカバリーディスクの作成」

データのバックアップ_

私はハードディスクドライブをCドライブとDドライブに分割して、OSとアプリケーションソフトウェアはCドライブに、普段使用するファイルなどはDドライブに保存しているので、システム全体のバックアップはとらなかった。また、メールや仕事用の各種電子ファイルは卒論生のためのバックアップ講座Gitを使った卒論生のためのバックアップ講座で書いてあるとおりにバックアップを取っているので、今回は C:\ユーザー\自分のアカウント のすべてのデータ(2GB弱あった)と putty、WinSCPのデータだけ外付けHDDにコピーした。

Windows 10へのアップグレード_

使っているPCの右下にでるアイコンからシステム要件のチェック、予約、ダウンロード、アップグレードの順番で進む。各段階は連続しなくてもよいのでダウンロード~アップグレードは十分時間があるときに行った方が良い。

システム要件のチェック_

以下のページにある手順でシステム要件のチェックをする。ただし、このシステム要件は大雑把なチェックなのでPC内の各種機器のドライバーまではチェックしてくれない。

予約_

以下のページにある手順で予約する。それにしても、以下のページは予約したら即アップグレードになっていて、さらにその後が「楽しむ」となっているおんはイラッとくる。もっと、情報載せて!

予約してもすぐにWindows 10のダウンロードができるわけではないので、準備が整ったというメッセージが出るまで数十分~数日待つ。

ダウンロード_

勝手にダウンロード始めるかどうかのメッセージが立ち上がってくるが、全然、メッセージがでない、あるいは待ちきれないという人はダウンロードツールを使ってダウンロードしても良いかもしれない。私はメッセージが30分くらいででたので以下のツールは使わなかった。ダウンロードは学内LANで1時間弱の時間がかかった。

アップグレード_

ダウンロードが終わると、アップグレードを始めるかどうかの確認画面が出てくる。時間指定することで後日アップグレードをすることもできる。以下のページの「アップグレードをスケジュール」というのが時間指定の画面。

私はバックアップが終わっていなかったのでダウンロード後はすぐにアップグレードせず、数日後に時間指定した。その後、バックアップが指定した時間よりも早く終わったので、アップグレードを指定時間前に始めようと思ったけどWindows 10アップグレードのアイコンをクリックしてでてくる画面(上のページの「Windows 10への無償アップグレードが可能になりました」という画面)にて「続行」を押しても何も反応がなく、ちょっと迷った。この場合、「すべてのプログラム」→「Windows Update」からWindows 10のアップグレードを行うことができる。

アップグレードには1時間強かかった。ノートPCを電源につないで1時間ぐらい放置しておけば途中でなにか入力を求められることなくアップグレードは終了する。

アップグレード後_

ホイールパットの不具合_

以下のサイトのとおりで解決

Bluetoothの不具合_

アップグレード後に内蔵のBluetoothが使えなかった。以下のサイトを参考にWindows 8用のBluetooth stackをインストールして解決(CF-SX2Cシリーズ用を利用)。

  1. パナソニック パソコンサポート: 導入済みドライバーを開き「同意する」をクリック
  2. 「CF-SX2シリーズ」をクリックし、「CF-SX2Cシリーズ [64bit]」をクリック
  3. 「Bluetooth Stack」の「Go」をクリックし、開いたページのドライバーをダウンロードする(bluet_v9.10.04(p)_cfb11_4_win8_64_d125369.exe)
  4. ダウンロードしたドライバーをインストールする

埼玉大学学内無線LAN_

旧設定を引き継ぎ、問題なく接続OK。

自分の居室および自宅の無線LAN_

旧設定を引き継ぎ、問題なく接続OK。

利用できたソフトウェア_

利用できたハードウェア_

ScanSnap S500_

Windows 7 64bit用ドライバがそのまま利用できた。S500はWindows 8用ドライバがなかったのでWindows 7で終わりかと思っていたけど、これはうれしい。S500はまだゴミになりません!

Qumi Q1(HDMI出力端子)_

Let's Note CF-SX2CE2CUには、HDMI出力端子がついている。新しく購入したポータブルプロジェクタ Qumi Q1 はHDMIの出力を受け付けるので、試したところ問題なく出力できた(モニターの複製およびモニターの拡張(2画面にする)のどちらも自動認識した)。

その他設定の変更_

Windows 10 バージョン1511(ビルド10586)へのアップグレード_

参考。

また、Bluetoothの不具合が発生した。上述の方法で解決したが、Windows 10の挙動が以前と変わった。具体的には Windows 10 で Bluetooth 設定を見つける方法で記載されている「設定」→「デバイス」→「Bluetooth」というタブがなくなった。こちらのスクリーンショットに表示されているやつ。

そのかわりなのか、Windows 10を再起動した際にBluetoothデバイスの検索画面が表示され、その際にペアリングを行うとBluetooth機器を認識するようになった。

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